電波暗室 (縦7m×横4m×高さ3m) |
電波暗室とは? 電波暗室は、主にアンテナの指向性や利得の測定に用いられます。写真の中央部には 被測定アンテナを回転させる架台部があります。 電波暗室の外部は、外来電波を遮断するためにシールドされています。一般には,金 属板もしくは金網を用いて全体を囲みますが、扉の部分はとくに接続に注意をはらう必要 があります。続いて、内部ですが、暗室内部で発生した電波が壁面で反射しないような材 料で覆う必要があり、この目的で用いられるのが、電波吸収体です。この吸収体は、広い 周波数にわたって電磁波のエネルギーを1/100〜1/10000(20〜40dB)に吸収しなければ いけません。このため、ゴムまたは発泡ポリスチロール材にカーボン粉末を混入したものが 使用され、ピラミッド形状またはクサビ形状のものが多く採用されています。 |